令和2年度特別展
「至宝しものせき―経塚とその時代―」
展示期間:令和3年1月30日(土)~3月21日(日)
※新型コロナウイルス感染症に係る対応などで、日程が変わることがあります。
展示内容
平安時代後期は貴族中心の摂関政治が衰え、武士の台頭による治安の乱れや僧兵の出現などによる寺院の退廃、さらには天然痘の流行により人々の不安が一層高まる時代でした。そのような世の中で人々の間では、「末法思想」が流行します。末法の世で仏法が地に落ち、仏教経典が失われることを危惧した有力層は、経典を埋納した経塚を造営します。
本展では、末法思想の時代を象徴する経塚遺跡に焦点を当て、山口県内初公開となる奈良国立博物館所蔵の伝山口県長門一ノ宮経塚出土品などを中心に、県内の集落遺跡資料を交えることで、当時の社会のありようを考えます。
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「至宝しものせき―経塚とその時代―」パンフレット (PDF)