下関市立考古博物館のご紹介
下関市立考古博物館は平成7年(1995年)にオープンしました。国指定史跡「綾羅木郷遺跡」のそばにあります。この場所には、弥生時代に人々が住んでいました。館内には、この遺跡の貯蔵用竪穴(地下式の倉庫)を実物と同じ大きさで再現したジオラマ(立体的な模型)があります。また、下関市内の弥生時代・古墳時代のたいせつな資料をたくさん展示しています。綾羅木郷遺跡は、公園となっています。公園内には、若宮1号墳(前方後円墳)や岩谷古墳(円墳)があります。また、弥生時代と古墳時代の竪穴住居がもとの姿につくられています。この公園は、市民がくつろげる場所として利用されています。
綾羅木郷遺跡のご紹介
国指定史跡「綾羅木郷遺跡」は、遺跡公園となっています。この遺跡は、西日本の代表的な弥生時代の遺跡です。弥生時代の環濠集落(周囲が溝にかこまれている集落)として知られています。ここでは、1000基以上の貯蔵用竪穴(地下式の倉庫)が見つかりました。この竪穴からは、たくさんの弥生土器や石器、さらには穀物(コメやムギなど)、ドングリのなかま(イチイガシやスダジイなど)、獣の骨(イノシシやシカ)や魚の骨(タイやチヌ)、貝のなかま(ハマグリやサザエ、アワビ)などが見つかりました。これらは、弥生人の食生活を知るうえで貴重なものです。昭和40年代(1964年~1970年)には、市民による大切な遺跡を守ろうとする運動が盛り上がりました。その結果、1969年3月11日に、遺跡の一部が国の史跡に指定されました。
博物館の場所 | 〒751-0866 山口県下関市大字綾羅木字岡454番地 |
開いている時間 | 9時30分~17時(入館は16時30分までです) |
休みの日 | 毎週月曜日と年末年始(12月28日~1月4日) |
見るための料金 | 常設展・企画展ともに無料(0円)。(特別展は別に決めます) |
電話番号 | 083-254-3061 |
FAX | 083-254-3062 |
駐車場 | 第一駐車場と第二駐車場があります。あわせて87台分の車がとめられます。 このうち大型バスの駐車スペースは5台分あります。 |
博物館に来るには | 【車をつかって】 ・県道248号線沿い ・中国自動車道下関インターチェンジから約20分 |
【電車をつかって】 ・JR山陰本線 梶栗郷台地駅から歩いて約5分 ・JR山陰本線 綾羅木駅からタクシーで約3分(歩いて約15分) | |
【バスをつかって】 ・サンデン交通「郷台地入口」バス停から歩いて約5分 ・下関駅から乗る場合は、行先が「横野」や「川棚温泉」となるサンデン交通バスに乗ってください。 |