令和元年度 特別展
「至宝しものせき ―梶栗浜遺跡と弥生の墓制―」
展示期間:令和元年9月14日(土)~11月17日(日)
梶栗浜遺跡は、響灘に面する海浜の砂堆に営まれた弥生時代の墓地遺跡として古くから知られ、綾羅木郷遺跡を集落とした郷台地の弥生人の墓地と目されてきた遺跡でもあります。出土遺物のなかでも、とりわけ注目されてきたものとして、多紐細文鏡と細形銅剣という朝鮮系青銅器があり、山口県内唯一の事例となっています。
今回の特別展では、発見当時の時代背景から東京国立博物館所蔵となった多紐細文鏡と細形銅剣の現品を展示し、梶栗浜遺跡を中心として本市を代表する響灘沿岸部の弥生時代墓地を取り上げることで、下関における弥生文化の多様性とその意味を考えます。