今日のトリビア ~ 4月17日は「恐竜の日」~

4月17日は「恐竜の日」

4月17日の今日は、「恐竜の日」です。

1923年(大正12年)のこの日、アメリカの動物学者ロイ・チャップマン・アンドリュース(Roy Chapman Andrews、1884~1960年)がゴビ砂漠へ向けて中国の北京を出発したとされ、その後、恐竜の化石を世界で初めて発見しました。この発見により、その後の本格的な恐竜研究が始まったことから、この日が「恐竜の日」とされているものです。

初の恐竜化石の発見は、25個の卵化石でした。また、アンドリュースは探検中の経験談から、映画『インディ・ジョーンズ』の主人公である考古学者のインディアナ・ジョーンズのモデルの一人とも言われています。

国内最初の恐竜化石の発見

ここで、国内に目を向けると、国内最初の恐竜化石の発見は、42年後の1965年(昭和40年)9月20日に下関市でのことでした。くしくも、その化石は、世界初の例と同じく、恐竜の卵の化石でもありました。

この発見は、当時の下関市内の高校生によるものでしたが、採取時に、写真や実測図など、詳細な記録が作成され、化石とともに、50年以上適切に保管されていたことから、平成29年になって、恐竜卵化石として再発見されたものです。

また、発見当時の下関市では、我が国を代表する弥生時代集落遺跡のひとつである、綾羅木郷遺跡の保存が大きな社会問題となっており、考古学研究者や行政とともに、多くの市民が発掘調査をはじめとする遺跡保存のための活動に協力していた時期でもありました。

発見者である高校生も、この発掘調査に参加し、考古学調査の手法や、資料保存の考え方について、研究者の薫陶を受けた市民の一人でした。

遺跡発掘調査の現場で得た考古学研究の知識や技術を化石発見時に応用したことが、今日的化石の再評価につながったことから、国内最初の恐竜化石の再発見は、考古学研究との密接な関係があるといえます。

世界初の恐竜(卵)化石の発見と、下関市における国内最初の恐竜(卵)化石の発見・・・。

なんとも類似性を感じませんか?

国内最初の恐竜卵化石は、下関市立考古博物館で常設展示しています。ぜひご来館いただき、実物資料をご観覧ください。